森川洋平建築設計事務所は、住宅の設計を主に店舗設計やリノベーション、家具、キッチン、外構、庭などの設計を手掛ける設計事務所です。

住宅は、自分が好きな「建築」と「人」が深く関わる場所であり、家族が長い時間を共に過ごす空間だからこそ、森川洋平建築設計事務所は住宅設計に重きを置いています。

施主様との対話を大切にし、基本的にご要望は全て聞くように心がけています。施主様のお家を建てるのですから当然の事ではありますが、進めていくなかでこちらが考える住まいのあり方と、施主様のご要望にずれが生じる場合もあります。そんな時は、お互い納得がいくまで話し合い、答えを探りながら丁寧に導き出して行きます。こちらが考える住まいのあり方というものを、良い意味で施主様が壊してくれ、新しい発想が生まれる事にも繋がるこのような機会は、とてもありがたい事です。

ここでいう施主様との対話というものはそんなに難しいものではなく、ご家族の暮らし方や、普段の生活パターン、帰宅から就寝までの動き、休日の過ごし方に、趣味、趣向、将来的な家族の形態などをお聞きかせいただく事です。この対話の中から出てきたキーワードや毎日の行動パターンなどを紐解いていくことで間取りの基本構成が生まれ、その土地の周辺環境、日当たり方や風の抜け方、外部からの視線などを考慮して外観の構成が生まれます。それらを組み合わせる事によって基本的なプランが出来てきます。

それに加え庭や家具など、暮らしが豊かになるものを積極的に取り入れるようにもしています。その中で特に重視しているのは、庭と建物の関係です。家庭という言葉があるように、家と庭を分けて考えるのではなく、どのように繋げるべきか、どのような位置関係がお互いのメリットになるのかを考え、その場所が家族や友人と過ごす気持ちのいい居場所になったら嬉しいです。

庭と共に家具も暮らしを豊かにする為に重要な要素を持っています。もちろん施主様の要望に応えた家具も考えてはいますが、歴史上の名作と言われる家具には到底かないません。そんな時は、空間に合う素敵なものを選定してお勧めさせていただいています。

施主様との対話はもちろんの事、現場監督さんや、各種職人さん、庭師さんに専門職の方々からの意見も、できる限り取り入れていきたいと思っています。その建物に携わる人たちから、より多くの意見や対話が生まれるような環境や場の雰囲気を整える事も、設計士の大切な役割のひとつだと僕は思っています。

その家に携わる 全ての人から愛されるような住宅を目指して、日々努力をしていきます。

森川洋平

1981年 愛知県生まれ
名古屋市の設計事務所勤務を経て
2015年 森川洋平建築設計事務所設立

森川夏子

1979年 岐阜県生まれ
名古屋市のインテリアショップ勤務を経て
2015年 森川洋平建築設計事務所設立